【旅行記】雨でも楽しめる新島(2回目)
第1回は竹芝ターミナルから新島に到着するまでの流れを書いた。
今回は雨が降る中到着した新島で、どのように遊んだか書きたいと思う。
第1回はこちらから↓
https://nislog1811.hatenablog.com/entry/2019/07/19/150504
※前回の続きなので第1回からご覧になることをオススメします
観光(16日8時半ごろ)
スタートするのはいいが、とりあえず朝ごはん。
宿の近くには「かじやベーカリー」というパン屋さんがあるので行ってみたが
定休日で閉まっていた。
そこで新島観光協会の2階にあるカフェへ行ったものの、こちらも定休日。
平日に新島へ行く場合は、定休日に注意したほうがいいなと痛感。
空腹でこれ以上店を探したくなかったので売店でとりあえずパンを買う。
海水浴ができない場合は「富士見峠展望台」や「羽伏浦海岸」、「石山展望台」へ行くプランで考えていた。
しかし富士見峠も石山ももくもくとした雲がかかっており、現時点では厳しいと判断。
(レンタカー屋のお兄さんからも「見ての通り、登っても何も見えないよ」と言われた)
なので新島のベストインスタ映えスポットの羽伏浦海岸へ行く。
雨が一時的に止んだものの、風が強く浜辺までは行けなかった。
しかしここの海岸は雨が降っても曇っていても、海が綺麗。
新島は白い砂浜が多く、海水も透明度が高いので足元もよく見える。
ただし羽伏浦は少し沖に出ようとすると急に深くなる(らしい)ので
がっつり入るなら前浜や黒根海岸などが個人的にはおすすめ。
(サーフィンなら波もパワフルな「シークレットポイント」が良いと聞きました)
一通り海岸を見たあとは、間々下温泉(まましたおんせん)に行くことにした。
気温も低く、海も入れないのなら温泉に入ってゆっくり満喫しようと考えた。
間々下温泉は新島観光協会から車で数分のところにある。
眼下には間々下海岸を望み、水平線の向こうには式根島と神津島が見える。
私史上最高クラスの温泉だ。
入浴料は300円。だが浴室にはボディーソープしか無いのでシャンプーは持ち込みか別途料金が重なる。またフェイスタオルは販売しているが、バスタオルは持ち込む必要がある。ドライヤーは脱衣所にある。
荷物を入れるロッカーはコイン式では無い。鍵を左方向にぐるぐる回すと閉まるタイプだったと思う。
また、間々下温泉でもう1つ有名なのが砂風呂だ。
砂風呂は700円かかる。(砂風呂用の浴場があるため、入浴料300円は必要なし)
お風呂の状況とタオルについてはこちらも上記同様。
砂風呂は人生初体験。
まず脱衣所で事前に渡された浴衣?を着る。(ノーパンで)
砂風呂に入るとスタッフに誘導され、砂の上に仰向けで寝ると
全身に砂がかけられる。この時点で結構熱い。
砂風呂に入っている時間はスタッフ曰くおおよそ10分〜15分とのこと。
基本的には出る時間は自由らしい。(混雑時はおそらくきっかり時間が決められているのだと思う)
※写真を撮りたかったが、他のお客さんもいたので自粛
今回私は温泉(300円)と砂風呂(700円)の両方に入ったが、温泉のほうで思わぬ出会いがあった。
朝、宿で声をかけてきたオッチャンが露店風呂にいた!
(最初、メガネをかけていなかったのでわからなかったが、友人が気づいて挨拶した笑)
そこでも色々な話を聞いた。
毎年この時期に来ては、お墓参りとサーフィンをされているそう。
(しかも40年以上通っている大ベテランだそう!)
「以前と比べてくる人が少なくなっている中、来てくれてありがとう」と言われた時は目頭が熱くなった。
旅行に来て、宿やお店の人以外でお礼を言われたのは初めてだ。
そんな出会いやリラックスタイムを経て、間々下温泉を後にした。
気がつくと正午を回っていたので「どさん子ラーメン」へ昼メシを食べに行くことに。
久しぶり(15日夜に食べたピザ以降)の温かい食事に感動しつついただく。
味噌が効きつつもさっぱりとした印象。非常に食べやすくて美味しい。
コーンも甘くて美味しかった。
味噌ラーメンは800円。ごちそうさまでした
どさん子ラーメンを後にし、外に出てみると雨がおさまり山の上の雲がなくなってきた。
今のうちに!ということで石山展望台へ向かう。
石山展望台へは親水公園近くのT字路を曲がり峠道を登る。
ちなみにこの峠道は「防衛省ミサイル試験場」へ続く道だそうで、
一番奥まで行ってもほとんど見るところはない。
石山展望台はそんな峠道の中腹にある。
石山展望台は新島特産の「コーガ石」が産出された石切場だそうで
現在では行われていないのか、一般人も入れるように道が整備されている。
整備されていると言っても、周囲は石がゴロゴロしており
特撮ヒーローの戦闘シーンで使われていそうな光景が広がっている。
一番奥の展望台まで車で行けるが、案内表示が少なく本当に行っていいのか
わかりにくい。(奥に車が止められる大きさの駐車スペースがあるので、車で行くことは問題ないと思います。車道は平らに整備されているのでパンクの心配はないかと思います)
新島のダイナミックな景色を楽しんでいた時、展望台周辺が雲に覆われてきたので
早めに下山を決意。
また雨が降ってきた。
ジメジメしていたのでもしかしたらとわずかな希望を胸に、黒根海岸の水温を確認下が海は黒く水温もかなり低かったためこの日の海水浴は断念。
海がダメなら温泉で水着を着よう!と湯の浜温泉(通称パルテノン神殿?笑)へ向かう。
湯の浜温泉は24時間営業しており料金は無料。
しかしコインロッカーで100円かかるので小銭は用意しておくと良い。
(更衣室近くに自販機もあるが念の為に用意しとくのが得策)
また、温泉と行ってもシャンプーやドライヤーの類は設置されていない。
シャワーは更衣室にある。(タオルは持参する必要あり)
今回ここで気になったのがコインロッカー。
島に到着した時、海外から来た人もちらほらいたが英語の案内や説明が湯の浜温泉についてはほとんどなかった。
私が着替えてる時、欧米人のイケメンお兄さんが
「スイマセン、コレドウツカウ?」と困った顔して聞いてきたので英語が話せない私はできる限りのボディーランゲージで説明した。
「コイン、モッテキテナイ」と言っていたので100円プレゼント笑(困った時はお互いさまなので)
お風呂はいくつかあり、有名なのが高台に設置されているもの。
温度は結構高めなので湯冷めはしにくいですがやけどに注意。
ちなみにここは混浴で、水着は着用する必要がありますので
カップルやファミリーでも楽しめます。
イケメン欧米人も高台のお風呂に入っていて、彼女が下でオロオロ探していたので
「彼女が探してるよ!(日本語)」で伝えると
「Look for me?……oh!」と言われた笑
旅に来て、こういうコミュニケーション?取れるのは面白い。
しばらく友人と風呂に入りながら話していると、
若々しいおじいちゃんが来た。
おじいちゃん「宿の人に聞いたけど、明日晴れるらしいよ」
私「え!?まじですか?」
おじいちゃん「ほんとかどうかわからないけど、期待したいよね〜」
なんて会話から始まって、毎年この時期に島に来てること
去年は式根島でシュノーケリングして熱帯魚やらウツボやらを見つけたなんて
話しをたくさんした。こういう話しから得られる情報は本人の実体験なので実があって面白い。
どうしてもネットで知らない人の経験がすぐに閲覧できる時代。
名前は知らないけど、一緒に風呂に入りながら教えてくれる話は非常に価値あるものだと感じた。
朝のオッチャンもそうだけど、毎年この時期に来たら顔なじみになりそうだな、なんて思いながら湯の浜温泉を後に。
しかしここで体力の限界がきたので宿に戻り、一度昼寝をすることにした。
晩ごはん(16日19時ごろ)
昼寝のあとはのんびり宿で雑談し、シャワーを浴びて晩ごはんへ行くための準備。
(湯の浜温泉ではシャンプーや石鹸が無いので潮風で頭がギシギシでした)
今回行ったお店は「栄寿司(さかえずし)」
新島では結構有名なお店らしく、去年来た時も事前に予約をした。
今回も同様に予約を行い、確実に入れるようにしていたので晩飯難民にならずに済んだ。
(新島は閉店時間も早く、飲食店も少ないので事前に調べて予約することがオススメ)
ちなみにこのお店は駐車場がない?ので徒歩で来るのがオススメ。
せっかくならお酒も飲みながら、お寿司を食べるのも最高なので(今回宿選びの段階から、栄寿司に来ることを想定して徒歩で来れる宿を選んだ)
普段あまり飲まないビールを飲んでほろ酔いになったことをいいことに、
友人と島寿司を食べながらあーでも無い、こーでも無いとトークタイムを開始
(男同士で恋バナや仕事の話など)
結局トークタイムは4時間にもおよび(お店にいたのは1時間半〜2時間くらい?)
宿の布団に入るまで語り明かしました。
(島での就寝は結構早いそうで、23時前には他の部屋は消灯していたのでヒソヒソ話ししてました)
今回は新島到着後から就寝までを書きました。
次回は2日目、最終日について書きます。
●ここまでの豆知識まとめ
【1回目】乗船〜到着
①乗船チケット購入後すぐに記入欄を埋める
②チケット購入は少し早めに行い、「天空の湯」をお得に入浴
③他の乗客の事を気にして寝たくないのなら「特2等」がオススメ(コンセント付き)
④乗船前に酔い止めを飲むのもよいが、東京湾は大して揺れないので乗船後でもOK(多分)
⑤就寝中は喉が乾燥するのでマスクを着用すると良い
⑥新島は新島港(黒根港)と若郷港(わかごう)がある(宿の人は事前に聞いて港にくるので連絡する必要なし)
【2回目】到着〜観光〜就寝
①平日に島へ行く場合は飲食店などの「定休日」を調べておく
②雨天の際に展望台や山へ行く場合は「雲がかかっているか」確認する
③新島の入浴施設は基本的にバスタオル&シャンプー持参した方が良い
④砂風呂には温泉もついている(バスタオルは持参)
⑤湯の浜温泉は無料だが小銭持参を推奨(コインロッカーで使用)
⑥晩ごはんを宿で食べない場合は旅行前に予約がオススメ
⑦わからないことはとりあえず周りの人に聞く