【旅行記】雨でも楽しめる新島(最終回)
第1回は竹芝ターミナルから新島に到着するまでの流れを、
第2回は新島上陸後、雨天時の観光について書いた。
今回は、表題とは少しずれてしまうがとりあえず旅の最後まで書き記したいと思う。
第1回はこちらから↓
https://nislog1811.hatenablog.com/entry/2019/07/19/150504
第2回はこちらから↓
https://nislog1811.hatenablog.com/entry/2019/07/27/121316
※前回の続きなので第1回からご覧になることをオススメします
起床(17日7時ごろ)
雷の音で目が覚めた。窓は雨が叩きつけられていて、ビシビシと音を立てていた。
とりあえず朝ごはん・・・の前に「雨雲のレーダー」をスマホで確認。
雨は止む予報だが、本当なのか疑いたくなる天候だった。
今回宿泊したホンヨでは、晩ごはんは付けていなかったが朝食は付けていた。
「朝食の用意ができましたー」と女将さんらしい方の声が廊下から響いてきた。
すぐにレンタカーに荷物を詰め込めるよう片付ける。
片付けが終わったので、朝食を食べに食堂へいく。
(あ、写真撮り忘れた)
仕事の日はゆっくりと食事ができないので、優雅なひと時だった。
他の部屋に泊まっていた人たちは既に宿を出ていたので、私たちだけしかおらず
静かに食事していると外から雨の音しか聞こえてこなかった。
合流(17日9時半ごろ)
朝食の後、荷物の最終確認を行なって宿を出た。
大変お世話になりました。
私たちはレンタカーで新島観光協会へ向かう。
目的は「帰りの便の船が来る港の確認」だ。
全てではないが、島には大型船とジェットフォイル(高速船)が来る港が2つある。海の状況によって日々決定が下されるので、帰りに日は朝確認したほうが良い。
(新島では朝8時ごろに流れる島内放送か、観光協会に行けばわかる。もしくはツイッターで観光協会のアカウントをフォローすることをおすすめする)
私が乗る便(新島→東京竹芝)は新島港(黒根港)に来るらしい。
とりあえずわかってよかった。
前回新島にきた時に出発10分前に新島港に着いたが実はもう1つの若郷港に帰りの便が来る事になっていたという事があったため意識して情報収集をした。
(ちなみにその時は宿の人のドライビングテクニック?でなんとか間に合った)
情報収集を終えた私達には、もう1つ観光協会に来なければならない目的があった。
実は当日日帰りで友人が一人、新島へ遊びに来ることになっていたのだ。
元々は私と友人2人の計3人で新島へ遊びに来る予定だった。
しかし、急遽仕事が入ってしまった為、やむを得ずキャンセルしたものの…
「俺はどうしても新島の土を踏みたい。。!!!」と17日早朝のジェットフォイルに乗り、15時40分の東京行きで帰るという超がつくほどの弾丸スケジュールを決行したのだ。
雨が降る中、黒根港を見下ろせる駐車場に車を停めてジェットフォイルが来るのを待っていると…
「多分、着いたかも」とかなり曖昧な内容の電話がかかってきた。
無事に合流した彼の荷物は、小さいリュックサック1つだった。
合流後は観光協会の2階にあるカフェで朝食を食べる。
私と一緒にきた友人は朝食を食べたのでアイスコーヒーを注文。
天気の子(17日10時ごろ)
その後、あたかもちょっとした観光大使?になったように友人を連れて羽伏浦海岸とかじやベーカリー(手作りパンが美味しくて有名なお店)をめぐる。前日は営業していなかったが、問題なく開店しており、店内には美味しそうなパンがたくさん並んでいた。
お店のお姉さんに食パンについて聞いたところ、数日間は大丈夫とのことだったのでお土産に購入。さらに帰りの便で食べるパンも買っておいた。
天気は不安定だったので、間々下温泉に行きたかったが、水曜日は定休日という情報を得ていたので湯の浜温泉にいく。
前日も来たが、やはり景色は飽きない。
温泉に入ろうとしたら撮影班らしき団体と、お美しい水着のお姉さん3人組が出てきた。ちょうど入れ違いになったのだが、何か撮影だったのか、ちょっと気になった。
(結構スタイルも良くて、可愛かったな〜)
しばらく3人で話しながら景色を見ていると、日差しが照りつける時間が多くなってきた。
「これ、海行けるんじゃないか?」
「ちょっと黒根海岸行ってみるか」
「最後の最後でリアル天気の子か?笑」
なんて話しながら浜辺に行ってみると
波も穏やかで、透明度もあって入れそう! 水温はどうだろうか・・
ちょうどいい!! きたー!!!
入れるとわかった瞬間から、急ピッチで海水浴の準備を始める20代後半男性3人組。
透明度は最高クラスな黒根海岸でゆったりたっぷりの〜んびり海水浴を満喫した。
7月だと、8月と比べて水温が低いのでおそらく少し寒くなるかもしれないが
海に思いっきり入るとそんなに寒くない。
むしろ、日差しと温泉で体が温まったこともあり、ちょうどいい湯加減(?)←水温
1時間半〜2時間くらいは海で遊び、15時40分の帰りの便に余裕を持って乗り込みたかったので体を洗うために3度目の湯の浜温泉へ。
更衣室にはシャワーが設置されているので海水を洗い流す。(シャワーは無料だが、ドライヤーなし)
体をテキトーに清め、湯の浜温泉を後にして新島観光協会へ。
帰りの準備(17日14時ごろ)
借りたレンタカーは新島観光協会近くの駐車場に乗り捨てた。
(捨てたというと語弊があるが、借りた店まで持っていかなくても良いので駐車しておいた。念の為、置いた場所も電話した)
朝にアイスコーヒーを飲んだ2階のカフェでお昼ご飯を食べる。
カレーライスと帰りは車に乗らないのでビールを注文。
クーラーの効いた館内で、火照った体に冷たいビールとスパイスの効いたカレーを流し込む。旅の醍醐味とも言える、最高の瞬間だ。
1階には売店兼お土産屋さんがある。
そこで「明日葉アイス」なるものが気になったので購入。
そして「牛乳せんべい」を職場用と自宅用に購入。
「明日葉アイス」は明日葉の爽やかさがミントのような感じで際立っているアイスだった。結構明日葉が入っていて、味が濃くて美味しい。
「牛乳せんべい」は新島名物のお菓子でせんべいというもののちょっとクッキーのようにも感じる美味しさ。また、牛乳せんべいには明日葉味もあるので、2種類をまとめ買い。
帰り(17日15時半ごろ)
アイスも食べ終わり、帰りの便を待ちつつ今回の旅を振り返る。
今回で4回目の島旅だが、こんなにも天気が目まぐるしく変わったのは初めてだった。
「夏のシーズンに島に来たからには海に入りたい」
そんなささやかな思いが伝わってよかったなんて話しながら待っていると
館内放送が流れた
忘れ物がないか入念に最終チェックを行い、桟橋に向かう。
今回乗船したジェットフォイルは「大漁」
毎回、帰りの便はなぜかこの大漁なので船体を見ると旅の終わりを感じる。
乗り込んでみると、すでに多くのお客さんが乗っていた。
私たちの後ろには同世代(20代)くらいの女の子3人組がいた。
島に女子旅なんて洒落てて華やかだな〜なんて思いつつ、かじやベーカリーで購入したお惣菜パンを食べながら離れてゆく新島をボケーっと見ていた。
これであとは東京の竹芝までゆっくり寝ながら船旅を満喫しよう。。と、
思っていたがジェットフォイルに乗ったら絶対に聴きたいメロディーがある。
ジェットフォイルの船内にはモニターが設置されており、そこには船の説明や館内設備の紹介動画が流れている。その動画に使われているBGMが耳に残っており、船に乗っている時はこれを聴いてテンションを上げている。
(曲名はフリー音源の「チョコレート大作戦」といい、ユーチューブでも視聴可能だ)
東海汽船以外の船にほとんど乗ったことはないが、どこか心に残るような選曲をしているように感じるのが、港に着く時や出航するときに流れる「我は海の子」
これがまた、船旅を印象付けてくれるようなメロディーで、初めて聴いた時から私の中の忘れられないBGMランキング上位にランクインしている。
毎回これを聴く度に心の中で「来たー!!」と叫んでいる笑
船は移動手段の1つであるが、せっかく乗るのであれば様々な視点や感覚を使って楽しむのも良いと思う。
「チョコレート大作戦」を聴いたあとは15日からの遊び疲れですぐに寝てしまった。
気が付いて目を覚ました時には、ガントリークレーンが見え始めていた。
伊豆諸島に行ったことのある人なら、誰もが感じたことがあると思う。
大海原に浮かぶ大自然の素晴らしさを体感し終えた後に、押し寄せるコンクリートジャングル。これが私たちの「日常」なんだと改めて認識しつつ、同時に寂しさもやってくる瞬間。
(竹芝桟橋から反対岸に見える水色の建物に描かれた「ホウスイ」の文字を見た瞬間に「あーーータビオワッタ」ってなります)
船は無事に着岸し、下船する。
船に乗る前は何も感じなかった周囲のビルが、大きな壁に見えてくる。
旅が、終わった。
楽しかったし、ケガも病気も事故もなく、無事に帰ってこれてよかった。
次はどこの島に行こうか。
そんな事を思い浮かべながら、会社帰りのサラリーマンが行き交う街へ飛び込んだ。
●ここまでの豆知識まとめ
【1回目】乗船〜新島到着
①乗船チケット購入後すぐに記入欄を埋める
②チケット購入は少し早めに行い、「天空の湯」をお得に入浴
③他の乗客の事を気にして寝たくないのなら「特2等」がオススメ(コンセント付き)
④乗船前に酔い止めを飲むのもよいが、東京湾は大して揺れないので乗船後でもOK(多分)
⑤就寝中は喉が乾燥するのでマスクを着用すると良い
⑥新島は新島港(黒根港)と若郷港(わかごう)がある(宿の人は事前に聞いて港にくるので連絡する必要なし)
【2回目】新島到着〜観光〜就寝
①平日に島へ行く場合は飲食店などの「定休日」を調べておく
②雨天の際に展望台や山へ行く場合は「雲がかかっているか」確認する
③新島の入浴施設は基本的にバスタオル&シャンプー持参した方が良い
④砂風呂には温泉もついている(バスタオルは持参)
⑤湯の浜温泉は無料だが小銭持参を推奨(コインロッカーで使用)
⑥晩ごはんを宿で食べない場合は旅行前に予約がオススメ
⑦わからないことはとりあえず周りの人に聞く
【最終回】2日目起床〜竹芝桟橋到着
①アプリやサイトで「雨雲レーダー」を確認
②帰りの便の船が出航する港を島内放送もしくは観光協会で確認する
③新島観光協会では売店・お土産屋、カフェ、シャワーが完備されている
④レンタカーは店まで戻す必要がなく、港で降りて置いても良い
⑤船に乗ったら「我は海の子」と「チョコレート大作戦」を聴こう!笑
●旅行概要
行き先:東京都新島村(新島)
日 時:2019年7月15日23時〜7月17日18時までのおよそ2日間
旅行者:筆者(20代男性)、友人(20代男性)の計2人 ※最終日1人追加
宿泊先:ホンヨ(宮川商店)
予 算:5〜6万円程
・宿代6000
・移動費22000
・レンタカー代8000
・食費10000
・雑費5000
この度は本ブログをご覧くださり、誠にありがとうございました。
少しでも皆様の旅の豆知識になればと思い、初めてブログを書いてみましたがいかがでしたでしょうか?
ブログ初心者ということもあり、拙い文章や見にくい部分もあるかと存じますが、ご了承いただければ幸いです。
2019年8月6日 にすろぐ
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